
HOME > おかげ祭りとは


都城盆地の夏の風物詩である六月灯は、旧薩摩藩領に伝わる夏祭りです。
おかげ祭りは、都城の総鎮守と言われる神柱宮の六月灯(※)の日に合わせて催されるお祭りで、 毎年7月6日の山車展示から9日の本祭りまで4日間にわたって開催され、
祭り期間は3万5千とも言われる人出で賑わいます。
※六月灯(ろっがっどう)
六月灯は、旧薩摩藩領の各地で行われる、無病息災や豊作を祈る夏祭りです。 島津本家第19代藩主・光久公が城山の観音堂落成を記念して燈籠を奉納した際、家臣や領民もこれにならい奉納したことが始まりと伝えられています。 六月灯は市内の各地域ごとに、地域の方々によって開催されるお祭りです。 旧暦の6月、すなわち7月に入ると、市内のどこかでほぼ毎日のように花火が打ち上げられ、この時期ならではの賑わいを見せます。
伝承活動としての「本物の祭り」を目指して
おかげ祭りは1993年(平成5年)に日本の生活文化として培われてきた 伝統ある祭りの仕組みや本質に学び、地域の人達が自分達の地域を実感できる
そして誇りに思えるような地域ぐるみの賑わいづくりを目指しています。

基本理念
「地域の伝統文化の掘り起こしを行い、後世 にまで伝えていける 伝承活動としての本物の祭りを創造する」



祭りは人とひとをつなぐ。
祭りは人に大きな力をくれる。
祭りの力は地域の力。
日本の生活文化を取り戻し
人との交流が楽しめるまち
地域コミュニティの再生手段
日本の伝統的な祭りは、単なる娯楽や賑わいの場だけではなく、 そこには、地域の絆を保ち合い、互いに助け合って生活していく共生の仕組みが組み込まれています。
さらに、集団の中でそれぞれが守るべきマナーや秩序も祭りを通じて培われています。
助け合い支え合いの絆で
「結いの心」を育む
祭りを通して地域との密接な関係を
おかげ祭りは、祭りという仕組みを通じて、地域との密接な関わりを持ち「おかげさま」の精神をもとに「結いの心」を育みながら、地域の連帯の再生に取り組んでいます。
子供の「手本」となる生活づくり
手本となる大人の姿
子どもたちは、地域活動や文化に触れることで郷土愛を育み、自分の住む地域の
すばらしさや、そこに暮らす人々に支えられて生きていることを実感します。



祭りは、みんなが力を持ち寄るもの
おかげさま、お互いさまと言える社会
祭りという非日常の空間は、ただ楽しいだけではなく、人と人が出会い、一緒に協力し合える仲間をみつけ、その刺激を受けて日常生活への活力につなげていきます。 「おかげ祭り」は、住民の主体的な参加を促し、おかげさま、お互いさまと言える共生社会の再来を目指しています。

おかげ祭りは、子どもから大人まで、どなたでも参加できるお祭りです。
この祭りは、厳格な秩序のもとで次の世代を育み、地域づくりをめざしています。
ぜひ参加して地域の魅力を実感してみませんか。
7月6日・7日
山車展示
宵祭りで運行される大灯籠や絵灯籠山車のすべてが、宵祭りの前夜中心市街地のまちなか広場に展示され披露されます。
場所:まちなか広場(Mallmall)

7月8日
宵祭り
(献灯祭)
歴史に描かれた伝統行事を「献灯祭」として華やかに現代に再現し本祭りの前夜祭として、夕刻より八坂神社を出立し、中心市街地の目抜き通りを明かりを灯した十数台の囃子台車や大灯籠山車が曳かれ情緒豊かな夜祭りの風景を醸し出します。

7月9日
本祭り
(御輿渡御)
本祭りでは、夕刻よりJR都城駅前広場に祭り衆が集まり、出立式が執り行われ出立宣言ののち、駅前の市街地沿道を笛や太鼓の囃子方を先頭に数基の御輿が神柱宮を目指し、約1.5kmの道のりを勇壮に練り歩く宮入り巡行が行われます。








