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毎年、5月9日実行委員会立ち上げの儀式として開催される「袢纏合わせ」から7月9日(本祭り)までの二ヶ月間をダイジェストでまとめております。 おかげ祭りの雰囲気、その一片を感じていただければ幸いです。

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祭り小道具と縁起物

御輿

御 輿

おかげ祭りで担がれる男御輿は唐破風屋根造り四神彫り御輿と言われ、大きさは三尺五寸、重さは約600キロで、担ぎ棒を入れると800キロ程になります。この御輿の特徴は、欄間に天の四方を納める四神を配し、東に家運隆盛に導く青龍、南に厄災を祓い招福に導く朱雀、西に子孫繁栄に導く白虎、北に長寿・ 招福繁栄に導く玄武が彫り込まれています。(祭り小舎に展示されています)

祭り装束

祭り装束

祭りに参加する時の基本的な衣装は、鯉口、腹掛、股引きを合わせ、袢纏に帯を締めて足元は岡足袋や雪駄が基本の装束です。 おかげ祭りの印袢纏は「楽」の文字に“こころ豊なれば楽しみ探し”と添書きがされた書道家の石田仙峰先生の作品をご好意により譲り受け、昔ながらの技法で染め抜いた長袢纏です。

祭り手ぬぐい

祭り手ぬぐい

祭り衆が必ず頭に巻き、また、腰に刺して所持する手ぬぐいは、祭り参加者のみが受け取ることが出来る団結の印です。 赤染が振興会、白抜きが一般参加者とに区別がされています。その他にも同柄で毎年染め色が異なる協賛者へ届けられる手ぬぐいがあります。

祭りのたすき

祭りのたすき

祭りのたすきは、その年に選ばれた実行委員のみが受け取ることができます。 たすきの色・柄の違いは、祭り運営の役割、役職を表すもので、祭りではとても重要な意味を持っています。紫は振興会理事、赤は世話役、赤白が当番 で、実行委員長は紫と赤、当番長は赤、青の二本掛けをします。

祭りの縁起物

祭りの縁起物

おかげ祭りの袢纏文字がデザインされた祭りオリジナルの引出物の扇子があ ります。扇子はその形状が末広がりを連想させるため縁起物とされています。

●おかげ扇子

祭り当日、会場の見物客に振舞われるおかげ飴。本祭りでの御輿巡行の際に 跳人が沿道の観衆に掛けより首にかける土鈴人形や、疫病退散、無病息災、五穀豊穣など祈りが込められた福笹などが縁起物として会場の観衆に配られます。

●おかげ飴・土鈴・福笹

通り札

通り札

祭りの主会場である神柱宮境内に設営される桟敷席への入場手形を「通り札」と言います。木の札に古典的なデザインが施され、入場記念としても喜ばれています。毎年6月中旬頃に祭り小舎で販売されます。

おかげ祭りをテーマにしたピアノ曲

組曲 『共に生きる』〜都城六月灯おかげ祭り〜 作曲:東 瑛子

おかげ祭りの準備から本祭りまでの様子をイメージして作曲されたピアノ曲。
​第1曲「祈り」、第2曲「敬意」、第3曲「模索」、第4曲「遠い日の記憶」、第5曲「感謝」、第6曲「祝いめでた」の全6曲の組曲です。
​祭り囃子の笛の音や掛け声のリズムが随所に盛り込まれています。

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